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ロックの部屋

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THE CORAL

『MAGIC AND MEDICINE』~ネオアコ度★★★~
MAGIC AND MEDICINE
コーラルのこのアルバムを聴いていると、イギリスもいよいよ又新しいロックシーンが芽生えているのかなぁと思ってしまう。

高品位でセンス良し、多彩なアコースティック・サウンド、バラエティー溢れる楽曲群。2000年代のネオアコか?それとも、モダンロックと呼んだ方が適切だろうか?

でもホントはそんな事はどうでもいい。耳で聴いて感じて欲しい。この瑞々しいサウンドを。

ジャケットに写っている写真を見てみると、メンバーは6人のようだ。みんな若い!、20歳前後なんだろうな。驚いてしまう。

出身地が英国北部のリヴァプール郊外の港町ホルトレイクという所らしいですね。

ギターが中心のようで、ギターリストが3人いるけどこのアンサンブルが素晴らしい。他にピアノ、オルガン、トランペットを巧みに使用している。深みがある音は、やっぱり6人の編成なのだなぁと思う。多重録音に頼っていない、一発録りのような濁りのないクリアーでクラシカルな音。だから、みずみずしくて爽やかなんでしょうね。

主なソングライターはギター、ヴォーカルのジェームス・ケリーとオルガンのニック・ケリー、この二人は記憶に留めていたほうが良さそうです。

ジェームス・ケリーの言葉
「俺たちのやってることは、旅芸人の一座と変わらないっていうか、街から街へ旅して、それぞれの街でニュースを伝えて、ストーリーを伝えていく。ただ俺たちは、それをちょっとした未来ヴァージョンでやっているだけ」

若いのに、こんな悟りきった言葉が出てくるのが凄い。

日本盤に入っているボーナストラック「When Good Times Go Bad」のサイケぶりにも驚かされる。こんな音も出せるのか、ただ者じゃない、この人達。この先がますます楽しみです。

このアルバムは昨年の7月に買ったアルバムだけど、聴くごとにジワジワ深さが解ってきて、今はどうしようもなく気に入っているアルバムです。早くも今年度聴いたアルバムベスト10に入る可能性あり。もちろんネオアコ好き必聴だと思います。


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